卒業研究
変位応答と加速度応答のトレードオフを考慮した一質点系の応答の下限に関する基礎的考察
●概要
構造物に要求される耐震性能・応答性能は年々厳しくなっている。
一方、要求性能があまりにも厳しくなり過ぎると設計不可能になるかもしれない。
特に一質点系の場合、変位応答と加速度応答は一般にトレードオフの関係にあることから、達成可能な応答性能にはトレードオフに由来する下限が存在すると予想できる。
以上の背景から卒業研究では一質点系の変位応答と加速度応答のトレードオフを考慮した応答の下限について調べた。
具体的には次の3つのケースに注目し、考察した: